2023.07.12/#03 圃場の様子
収穫祭もいよいよ近づいてきました!
最近のホップ圃場の様子をお伝えいたしますね。
ホップはアサ科のつる性多年草で主茎は高さ7~8mにもなります。
安曇野ブルワリーはタナ栽培という栽培方法にて約4.5mの高さに上架鉄線が張られ、6月中、下旬には蔓は上架鉄線に達します。

雌雄異株で雌しべに松かさに似た花のような形をし、6月初旬には毛花が咲き「毬花」という球果に発達します。写真はホップの毛花。

やがて毬花(まりばな)というホップの実(球花)になります。この実を収穫体験できます。

■今までの作業
〇紐下げ
蔓が巻き上がるための紐を収穫線(上架鉄線)につける作業です。萌芽前に行いました。
〇蔓上げ
1株あたり4本の蔓を選定し、紐に巻き上がれせてていきます。予備の蔓も残しておきます。
〇蔓下げ
主茎は8~9m伸びるため、上架鉄線上の過繁茂を防ぐ(日光不足)、収量確保など目的、蔓が2mくらいになったところで巻き上がっている紐から蔓を巻き戻します。
〇側枝と下葉の摘み取り
養分は配分と収穫量を増やすため、地上1.5mくらいまでの側枝を切り取ります。
主茎の土ぎわの葉も摘み取って風通しをよくします。株の回りから出る新芽も取り除きます。
〇中耕、除草、土寄せ
開花期の前に中耕、土寄せを行います。この時期地下部から新芽が出る最初の土寄せもこの時期に行います。

このようにホップの栽培も中々手間のかかる作業が多いですね。
ホップ収穫際にご参加予定の方は、お楽しみに!そしてお気をつけてお越しください。
(記:原田)