グランドオープンに向けビール醸造中!|クラフトビールレポート Vol.5

皆様こんにちは!
原料の収穫を終え、安曇野ブルワリーでは本格的にビールの醸造に入っております。
いよいよ完成する安曇野ブルワリー発のクラフトビール…!!今回はその醸造工程をレポートしていきます!

まず用意するのは麦芽。
この麦芽は前々回のレポートで収穫した安曇野産の大麦「小春二条」を製麦という工程で発芽させた物です。
ビールを醸造する際にアルコールや炭酸を作り出すのが「酵母」、そしてその酵母が働くのに必要なものが「糖」です。
大麦だけでは糖を発生させることはできないのですが、発芽させることによって大麦の持つアミラーゼが活性化し、次の工程で糖をたくさん作れるようになるということなんですね!

ということで、粉砕した麦芽とお湯をタンクに入れて麦汁を作っていきます。
麦芽のでんぷんが糖に変わっていくのでこの工程を「糖化」と言い、このタンクのことを「糖化タンク」と呼びます。
そしてこのドロドロの状態を麦のおかゆ、「マイシェ」と呼びます。

続いて糖化タンクから煮沸タンクへ麦汁を移します。
この時フィルタを通して濾過(ろか)をするので濁っていた麦汁が透き通ったの琥珀色に…!!

煮沸タンクに移った麦汁に、前回のレポートにて収穫した自社農場産のホップを加えて煮沸をしていきます。
この工程により麦汁に苦味やビール独特の香りが作り出されます。

安曇野ブルワリーではホップの他に副原料として地元安曇野で収穫されたりんごも加えます!

続いて発酵の工程に入ります。
苦味と香りがついた麦汁にビール酵母を加えて発酵させていきます。
発酵中は酵母が糖をバクバクと食べて、アルコールと炭酸ガスを作り出していきます!

発酵させた後は貯蔵タンクに移し、ビールをじっくりと熟成させて樽や瓶に詰めたら完成!!
グランドオープンでは3種類のビールが完成します!

ホップ、大麦、水、そのすべての原料が安曇野の地で育った100%安曇野産クラフトビール「安曇野ペールエール」

地元の農産物にこだわり、安曇野産のりんごを使い醸造した「安曇野フルーツエール」

米農家として長い歴史を刻む安曇野ブルワリーが自家製米を使用して醸造した「安曇野爽風セゾン」

グランドオープン記念セットも企画中!お楽しみに!…!!